移植を受けた姉・千英さんの5年後に、提供ドナーとなりました。海外出張で忙しい合間をぬって、出発便を待つ羽田空港でお話を伺いました
(このインタビューは、日本骨髄バンクニュース第51号[2017年12月6日発行]でもご紹介しています)
PROFILE
後藤哲平さん
ドナー登録したのは、骨髄バンクで提供を受けた姉の移植がきっかけです。兄と僕のHLA型は一致したのに姉とは一致せず、とても残念でした。それまで献血したことがなかったけれど、献血ルームに行って登録しました。
忘れかけていた頃、骨髄バンクから連絡がありました。うれしかったです。妻は骨髄バンクのことは初めて知ったばかりでしたが、快く賛成してくれました。両親や兄弟も賛成してくれましたが、後で聞くと不安はあったようです。
適合通知を受け取ったちょうどその頃、友だちから留学時の後輩が議員の奥さんになっていて、ご主人が白血病で亡くなったと聞きました。その方が名古屋市議会議員の日比健太郎さんでした。同じ35歳で小さい子どもの年もほとんど一緒だったことから、偶然とは思えないつながりを感じたことを鮮明に覚えています。