Vol.0018

急性骨髄性白血病のため、2010年に骨髄移植を受ける。

骨髄移植から4年を経た2014年11月30日、闘病中の記録をまとめ「60%の向こう側、20%のこっち側」(日本総合マネジメント研究所)を出版された(ネット販売のみ)。この収益金は全額日本骨髄バンクにご寄付される。

みんなのストーリーより「御代川光浩さん」

PROFILE

御代川光浩さん

0

私は、移植半年後に、無謀にも会社を起業しました。実は、白血病とわかり入院した3日後が起業の予定日でしたが、用意した会社もオフィスもすべてダメになってしまったのです。だからどうしても諦めきれずにいたのです。今度は「社会に恩返ししたい。社会の仕組みとして貢献を」と病気になる前にはなかった「やらねばならない目的」もでき、事業を通じ、クライアントやこれまでのネットワークを使って、「白血病や骨髄バンクの存在を広めていこう」と決意しました。 ドナーさんの善意でいただいた命です。善意は循環します。少しずつですが、私も誰かのお役に立てるのであれば、生きている価値を見出すことが出来ます。こんな病気になっても社会システムを作り、それをうまく活かすことで、個人では出来ないことが出来るのではないかと思います。このように社会に恩返しが出来ることは私にとっても誇りです。そして、同じ病気で戦う人の励みになってくれればいいと思っています。今後も骨髄バンクを広める様々な活動を行うとともに、白血病に関する認知と理解の向上を図っていきたいと思っています。

こういう病気になっても、社会システムを作って恩返しが出来ることは、私にとって誇りです。同じ病気で戦う人にとっても励みになってくれればいいと思います。 闘病中の記録をまとめ『60%の向こう側、20%のこっち側』(日本総合マネジメント研究所)を出版させていただきました。病気になったときに、これからどうなるのか、何をすればいいのか見当もつきませんでした。「こういうのがあれば患者にとって参考になるのにな!」という想いで書いた本です。


著書「60%の向こう側、20%のこっち側」

一覧へ戻る

患者さんの声」カテゴリーの
最新ストーリー

patient