登録した理由は、意外にも「なんとなく」だった中里さん。
提供する前より腰が軽くなった気がすると語ってくれました。

骨髄バンクに登録したのは、2009年。
リーマンショックの時期でした。
当時働いていた会社もリーマンショックの影響を受け、離職することに。
その後、ハローワークに通ったのですが、同じビルの1階にあった献血ルームにふらっと入ると、「骨髄バンクに登録しませんか？」と声をかけられて、登録。
登録した理由は、「なんとなく」です。

提供が決まっても、あまり重く考えることはありませんでした。
「そうですかぁ」という気持ち(笑)
怖いという気持ちはなかったです。実際に提供が決まってから改めてリスクなどを調べましたが、リスクは大きいものではないと感じていました。

妻がオンラインで最終同意に同席しました。
移植をして人助けをするということには賛成していましたが、最終同意でリスクの説明を聞いた妻が怖くなってしまったようで、その時は反対されました。
その後、「目の前に困っている人がいるのに、助けないという選択はできない」と妻に話して納得してもらいました。

周りの人からは、「すごいね！」と言われます。
この人（骨髄バンクに）興味ありそうだなって人には、ドナー登録をおすすめしています。
こんなことで人が助けられるなら、やったらいいのになって思います。