今の自分の命があるのは周囲の方のおかげ、今度は自分が助ける側になりたいと語ります。

PROFILE
宮平永橋(みやひら えいたか)さん
2021年急性リンパ性白血病
2023年骨髄移植
沖縄県在住
私は4人兄弟(姉2人、兄1人)で、全員のHLA型を調べたところ、長女と一致し、ドナーが決まりました。移植前に行う前処置(大量の抗がん剤と全身への放射線治療を行う)はもちろんですが、私は移植後が特に辛かったです。ずっと腹痛が続き、夜中もおなかが痛すぎて眠れないような状況でした。医療用麻薬を使って、痛みを和らげて耐えていました。他にも言語化できないような、全身のむかむか感・じっとしていられない症状がずっと続きました。おそらく精神的な部分もあったんだと思うんですが、症状を言語化して先生や看護師さんに伝えることができなかったので、対処もできず辛かったです。
移植から2年が経った今も、まだ免疫抑制剤を飲んでいます。、そのため、ルイボスティーやグレープフルーツは食べてはいけないなど制限はありますが、お刺身や発酵食品は食べられるようになりました。
ドナーである姉へ
この場を借りてドナーとなった姉に感謝の気持ちを伝えたいです。元旦に沖縄から東京に来て骨髄提供のために数日間入院してくれました。また、姉の勤務先の方々の理解、そしてサポートもあって姉がドナーになれたとも思っています。本当にありがとうございました。
同じ病気で闘病中の方へ
先が真っ暗で不安な日々が続いていると思いますが、自分を信じることはやめないで欲しいと思います。そして自分だけの力でどうにかしようとせず周りの人をたくさん頼ってください。今はいろんな情報が出回る世の中になっていますが、情報に振り回されず、「うまくいっているんだ!」って自分の脳に言い聞かせるつもりで前向きにいてほしいです。治った後の人生は病気になる前より絶対楽しくなるので!