新年のご挨拶
元日の能登半島大地震、二日目の羽田空港事故と、2024年は心痛む始まりとなりました。犠牲者の方々には心よりお悔やみ申し上げるとともに、被災者の方々が一日も早く立ち直られることを願っております。
さて、日本骨髄バンクは設立から32年を経て、累積ドナー登録者数は95万人(現役ドナー数は55万人)を超え、採取数(移植数)も累計で2万8千例に達しました。
これらはドナーの皆様をはじめとする方々の長年に渡るご支援の賜物であります。
この場をお借りしまして深く感謝申し上げます。
日本骨髄バンクは2024年も様々な施策に取り組んで参りますが、中でも若年層ドナー登録者の増加や登録ドナーへのリテンション向上という課題に対し、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)での情報発信の更なる強化に努め、オンライン上でのドナー登録とスワブによるHLA検査の試験的導入を開始する予定です。
長いコロナ禍とそれに続く社会の変化により骨髄バンクを取り巻く状況には依然厳しいものがありますが、今年もまた、日本骨髄バンクは「骨髄バンクドナーからの移植を望まれる全ての患者さんに最良のドナーから最適な時期に造血幹細胞を届ける」ことを目標に努力を続けます。
有事はこの世の常であります。新しい年が皆様方にとって様々な困難の中にも実り多い年であることをお祈りいたしますとともに、今後ともより一層のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。