経済面での支援制度

経済的な事情で、コーディネートの費用のお支払が困難な方々には、患者負担金（国内料金）の全部、または一部を下記の基準により免除しています。 また、海外ドナーとのコーディネート費用については、下記の免除基準に従って、100万円を限度に免除しています。

公的支援について

高額療養費

同一月（ 1日から月末まで）にかかった医療費が高額になった場合、高額療養費制度により一定の金額（自己負担限度額）を超えた分の払い戻しを受けることができます。詳しくは加入健康保険の窓口にお確かめください。

高額療養費の貸し付け

高額な医療費の支払いが必要である場合に、高額療養費が支給されるまでの間、無利子で貸し付けを受けられる制度があります。健康保険によって扱いが異なりますので、加入健康保険の窓口にお確かめください。

難病医療費助成

疾病が指定難病に該当する場合に、長期の療養による医療費の経済的な負担が大きい患者を支援する制度があります。詳細はお住まいの地域の保健所等におたずねください。

小児慢性特定疾病医療費助成

小児慢性特定疾病にかかっている児童等に対しては、その健全育成の観点から、医療費の自己負担分の一部を助成する制度があります。詳細はお住まいの地域の保健所等におたずねください。

医療費控除

自己又は自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために医療費を支払った場合に、一定の金額の所得控除を受けることができます。その年の1月1日から1 2月3 1日までの間に支払った医療費で、対象となる金額は最高で2 0 0 万円です。手続きは、毎年2月から3月中旬までの確定申告時に所轄税務署で行ないます。骨髄バンクの患者負担金も医療費控除の対象です。

傷病手当金

被保険者が病気やけがのために働くことができず、会社を休んだ日が連続して３日間あったうえで、４日目以降休んだ日に対して支給されます。受給内容や受給期間には条件があります。手続きは加入健康保険の窓口にお問い合わせください。

生活福祉資金の貸し付け

低所得者世帯などに対して、低利または無利子での資金の貸し付けを行います。資金種類に応じて、次の世帯を貸付対象としています。

• 低所得者世帯：必要な資金を他から借り受けることが困難な世帯
• 障害者世帯：身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた者が属する世帯
• 高齢者世帯：65歳以上の高齢者の属する世帯

手続きなどの詳細は、お住まいの地域の社会福祉協議会にお問い合わせください。

障害年金

給付内容、条件については国民年金と厚生年金で異なります。手続きなど詳細はそれぞれ、市区町村の国民年金の窓口、社会保険事務所にお問い合わせください。

その他の支援について

佐藤きち子記念「造血細胞移植患者支援基金」

造血細胞移植を望みながら、経済的理由により実施が困難な患者さんとその家族が対象です。詳細はNPO法人全国骨髄バンク推進連絡協議会（03-5823-6360）にお問い合わせください。

志村大輔基金

分子標的薬の治療費支払いに対する助成、精子保存にかかる採取・保存にかかる費用の助成を、一定の基準を設けた上で給付されます。詳細はNPO法人全国骨髄バンク推進連絡協議会（03-5823-6360）にお問い合わせください。

こうのとりマリーン基金

造血細胞移植を始める前に卵子を保存し、完治した将来に子どもをもつ希望をつなぐために、未受精卵子の保存・受精・着床を経済的に支援します。詳細はNPO法人全国骨髄バンク推進連絡協議会（03-5823-6360）にお問い合わせください。

公益財団法人がんの子どもを守る会　療養援助事業

18歳未満で小児がんを発症し、申請時20歳未満の抗腫瘍治療中の患児の家族が対象です。申請にあたっては、所得や対象事項などの条件がありますので、詳細は公益財団法人がんの子どもを守る会（03-5825-6312）あるいは病院のソーシャルワーカーまでお問い合わせください。

ハートリンク共済

白血病などの小児がんを克服し、現在、健康な学校生活や社会生活を営んでいる人たちがお申込みいただける保障制度です。詳細はハートリンク事務局（025-282-7243）へお問い合わせください。

アフラック小児がん経験者・がん遺児奨学金制度

小児がんを経験した子どもや親をがんで亡くした子どものための、高校生を対象とした返還不要の奨学金制度です。詳細はアフラックのホームページまたは公益財団法人がんの子どもを守る会（03-5825-6312）までお問い合わせください。